(一社)日本産業カウンセラー協会神奈川支部(桐谷佳男支部長)は、桜木町の事務所に備蓄されていた災害時用の飲料水や食料を都内などにキャンパスを持つ大学の研究室に寄付した。横浜市立大学に在籍する学生2人が昨年立ち上げた(株)ストックベース=中区相生町=に依頼することで実現した。
2月17日には、カウンセラー協会に同社代表取締役の関芳実さん(21)と取締役の菊原美里さん(22)が訪れ、協会の職員に感謝の意を伝えた。
今回寄付されたのは2リットルの飲料水が60本と災害用のドライカレー100食、五目御飯50食、白飯50食の計200食。カウンセラー養成を担う同協会には、講座受講者が最大で約100人集うこともあり、以前から災害備蓄品を整備してきた。一方で消費期限などの関係から定期的に入れ替えが必要になる中で、その処分に苦慮していた。そのような中、同協会とつながりのある企業の社内報で、備蓄品の寄付希望者と受け入れ希望者のマッチングを行うストックベースを知り、依頼することになった。
同社の関代表によると、備蓄品の受け入れ需要は高いという。寄付の依頼があると、量にもよるが2、3日で受け入れ先が決まる状態だ。今回は大学の研究室が寄付先となったが、研究で夜遅くになる学生の夜食として、また貧困学生の支援などに活用される予定だ。
カウンセラー協会では「入れ替えなければならない備蓄品が少しでも社会貢献になるならば活用して欲しい」と話していた。
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