2017年3月1日(水)

2017-03-01

 昨年11月に始まった通信講座は、今年の2月時点で養成講座全15回の日程の3分の1を過ぎたところです。最近では、グループの講座以外での交流や情報交換も活発なようで、朝はにぎやかな笑い声で始まります。

2月の実習では20分間のお話しを聴きました。受講者の皆さんはそれぞれのペースで、産業カウンセラーとして「傾聴の基本的態度」を体得してきたところです。

この時期になると、自分の聴き方のクセに気づいたり、自分が持ち続けていたけれど気づかなかった価値観を発見したり。毎回のように「できない、わからない」と迷って悩んでいた方が、実習を重ねていきながら「あ、そうか、そういうことか」と実感し、「なぜ傾聴するのか」が腑に落ちて、大きく成長するという嬉しい驚きが起こったりします。

私たち実技指導者は、受講者皆さんの実習への向き合い方が深まってくるのをひしひしと感じながら、安心して実習ができる環境の中で力をつけていただけるよう心掛けています。

4月の通学講座が始まるのを前に、毎年3月は私にとって、新たな出会いを楽しみに待ちつつ、緊張感を持って自己研鑽に励む季節になっています。みなさんと「なぜ傾聴するのか」を一緒に探索していくために。

通信 S